飼い主から必要とされなくなった犬
のパートナーとなり、
共に暮らすことだけが条件で
入居できる老人ホーム「ニーシャシャン（犬小屋）」。
そこで起こる悲喜交々を、
作者特有のやさしい目線で描いた
心温まる物語です。
パートナーとなる人間は
もと暴力団の男や
余命いくばくもない男、
訳ありの元ピアノ弾き…
対して犬たちは
保健所で殺処分されそうになってた
所を救われた子、
盲導犬になり損ねた子、
闘犬として育てられボロボロになって捨てられた子などなど複雑な事情を抱えた登場人（犬）物ばかり。
最後のエピソードで
このホームの支配人の過去と
トラウマが明らかになり、
せつなくて涙が止まりませんでした。
世の中の多くの、
こころに傷を負ったひとや
犬たち、皆んなが
幸せになってほしい。
そんな気持ちにさせられました。
続編も読みたいです。
最後に。
大山先生、この作品を書いてくださってありがとう。
犬小屋アットホーム！
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