重苦しいテーマでありながら、飄々と様々な捉え方ができる小説にまとまっていると感じ、本当にすばらしいと感じました。
ある種、騙し絵のように自分の焦点の当て方で見える世界が違う。
手に取った方は是非最後まで読んで、自分がどこの誰に焦点を当てて読んでいたのか。噛み締める楽しみを持っていただきたい。

正欲
Audible版
– 完全版
第19回 本屋大賞ノミネート!
【第34回柴田錬三郎賞受賞作】
あってはならない感情なんて、この世にない。
それはつまり、いてはいけない人間なんて、この世にいないということだ。
息子が不登校になった検事・啓喜。
初めての恋に気づいた女子大生・八重子。
ひとつの秘密を抱える契約社員・夏月。
ある人物の事故死をきっかけに、それぞれの人生が重なり合う。
しかしその繋がりは、"多様性を尊重する時代"にとって、
ひどく不都合なものだった――。
「自分が想像できる"多様性"だけ礼賛して、秩序整えた気になって、
そりゃ気持ちいいよな」
これは共感を呼ぶ傑作か?
目を背けたくなる問題作か?
作家生活10周年記念作品・黒版。
あなたの想像力の外側を行く、気迫の書下ろし長篇。
©朝井リョウ/新潮社 (P)2022 Audible, Inc.
- 再生時間13 時間 35 分
- 配信日(Audible)2022/12/2
- 言語日本語
- ASINB09YY54VSD
- バージョン完全版
- フォマットオーディオブック

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登録情報
再生時間 | 13 時間 35 分 |
---|---|
著者 | 朝井 リョウ |
ナレーター | 岡井 カツノリ, 高口 幸子, 三木美, 宮本 淳, 吉野 貴大, 小島 史裕 |
配信日(Audible.co.jp) | 2022/12/2 |
制作 | Audible Studios |
フォマット | オーディオブック |
バージョン | 完全版 |
言語 | 日本語 |
ASIN | B09YY54VSD |
ナレーションのアクセント | Standard Japanese |
Amazon 売れ筋ランキング | - 2,722位Audibleブック・オリジナル (Audibleブック・オリジナルの売れ筋ランキングを見る) - 618位文学・フィクション - 1,588位全集・選書 (本) - 49,221位文芸作品 |
カスタマーレビュー
5つ星のうち4.4
4.4/5
2,065 件のグローバル評価
評価はどのように計算されますか?
全体的な星の評価と星ごとの割合の内訳を計算するために、単純な平均は使用されません。その代わり、レビューの日時がどれだけ新しいかや、レビューアーがAmazonで商品を購入したかどうかなどが考慮されます。また、レビューを分析して信頼性が検証されます。

新品を購入しました。よし、読むぞと開封したらボロボロでした。中身の内容は、変わらないが帯まで保管するタチなので、ショックですね。商品到着後、すぐに開けて確認しなかったから返品をお願いするにも気がひけて...。今後は、本屋できちんとした物を買うことにします。
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-
トップレビュー
上位レビュー、対象国: 日本
レビューのフィルタリング中に問題が発生しました。後でもう一度試してください。
2023年5月6日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
日経新聞夕刊で連載される『イン・ザ・メガチャーチ』の参考のために購入しました。
ちなみに日経連載も『正欲』と共通点がある内容です。
ダイバーシティ、LGBTQ、ルッキズム、ハラスメントといったテーマです。
冒頭に書かれるのでネタバレではありません。主人公の若者の男が小児性愛の事件で逮捕される。
そこに至った顛末を長々と描かれてはいます。
女性主人公が2人いて、1人はLGBTQのカテゴリーとして認められていない性愛を持ち、誰とも交流しない変わり者だが、容姿に優れた大人の女性。
もう1人は自分の容姿に劣等感を持ち、ダイバーシティ(多様性)やルッキズムのテーマを推し進める女子大生。引きこもりの兄に嫌悪感を感じている。
もう1つは、不登校の息子に悩む男性検事とその妻。
男の主人公は、他に2人います。
主人公の章は1人称視点なので、不満ばかりこぼしている印象しかなく、何かを解決しようとするポジティブな内容ではありません。
悪い言い方ですが女々しいとしか感じなかった。
娯楽作品ではないですし、内容にも共感できなかったです。
このようなテーマに関心ある方にはオススメです。
ちなみに日経連載も『正欲』と共通点がある内容です。
ダイバーシティ、LGBTQ、ルッキズム、ハラスメントといったテーマです。
冒頭に書かれるのでネタバレではありません。主人公の若者の男が小児性愛の事件で逮捕される。
そこに至った顛末を長々と描かれてはいます。
女性主人公が2人いて、1人はLGBTQのカテゴリーとして認められていない性愛を持ち、誰とも交流しない変わり者だが、容姿に優れた大人の女性。
もう1人は自分の容姿に劣等感を持ち、ダイバーシティ(多様性)やルッキズムのテーマを推し進める女子大生。引きこもりの兄に嫌悪感を感じている。
もう1つは、不登校の息子に悩む男性検事とその妻。
男の主人公は、他に2人います。
主人公の章は1人称視点なので、不満ばかりこぼしている印象しかなく、何かを解決しようとするポジティブな内容ではありません。
悪い言い方ですが女々しいとしか感じなかった。
娯楽作品ではないですし、内容にも共感できなかったです。
このようなテーマに関心ある方にはオススメです。
2023年3月25日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
何が正しいのか、自分がおかしくないのか、そんなこと気にせずに生きられたのかもしれない。
『正しさ』など、一部の人間が一時的に口裏合わせをしただけのことで、絶対に正しいことなんてありうるわけがない。
だけど、社会の中で生きているうちにそれを忘れて、社会で黙認される『正しさ』にからめとられていく。
でも今私が生きているのは、その『正しさ』によって守られた結果かもしれない。そして、明日も生きていくために、また自分以外の守るべきものが明日も生きていくために『正しさ』に頼っていく。
たまたまその『正しさ』の側にいられたけれど、いつ取り殺されそうになるかはわからない。
私はそれを恐れているのかもしれない。
『正しさ』など、一部の人間が一時的に口裏合わせをしただけのことで、絶対に正しいことなんてありうるわけがない。
だけど、社会の中で生きているうちにそれを忘れて、社会で黙認される『正しさ』にからめとられていく。
でも今私が生きているのは、その『正しさ』によって守られた結果かもしれない。そして、明日も生きていくために、また自分以外の守るべきものが明日も生きていくために『正しさ』に頼っていく。
たまたまその『正しさ』の側にいられたけれど、いつ取り殺されそうになるかはわからない。
私はそれを恐れているのかもしれない。
2023年3月1日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
あれこれこんな時代だ、新しい時代の考え方だと謳う言葉が輝いて、そうか、そう考えるべきなのかと思っていた読み終える前の自分が恥ずかしく思えるほど、何かが違って、じゃあ何が違っていたのかを考えさせられました。
それにまだ答えは出てないですし、当分でないと思います。
読んでみてほしいのですが、世界が少し影ってて見えます、そんなきっかけになります。
それにまだ答えは出てないですし、当分でないと思います。
読んでみてほしいのですが、世界が少し影ってて見えます、そんなきっかけになります。